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ノー・クォーター - No Quarter
2019.03.19 取得
出典: UO公式
https://uo.com/2019/03/18/no-quarter/

By EM Malachi

メイジは自らを取り囲む種々雑多な地図の中にいた。あるものは古い羊皮紙で、過去の無知と失策とを覆い隠すようにドラゴンとドレイクの絵が描かれていた。あるものは現在の海洋ルートを示しており、ベスパー税関の真新しい封蝋がついたままになっていた。残りは海賊の船長らによる、およそかすれているか、カビの生えたスケッチ数年分だった。ランキンは眉をひそめた。「私は一体何を見せられているのかね?」

「新しい王国さ。」フックがナイフを研ぎながら答えた。

ランキンは海図に示されたバッカニアーズデンを指で丸く囲んだ。「それは見えるような気がするね。もし、君がもうひとつかふたつ、主要な島を手に入れたらだがね。たぶん、ニュジェルムになるかな?」

「お前はわかってないな。陸地にいる者は沿岸で括られた世界が王国のすべてだと思っている。だが、海は陸地よりもはるかに広い。まさしく海こそが私の王国さ。」

「そこまで広大な領域を支配できるものかね?」

「ブラックソーンとてブリタニアのすべての山や洞窟を支配しているわけではあるまい? 彼は街と街道を支配しているに過ぎない。これらの街道には前哨地がはりめぐらされ、軍が睨みをきかせておけば大抵の用は足りる。私はザ・ギルドの艦隊によって海路を支配するが、作戦にはルート上に前哨地を配置することが必要だ。」

ランキンはしばらく考えると番号の入ったリストを手に取った。「ライキュームから失敬して来たものだ。海底に存在するすべての岩山や、過去海底に沈んだ島の座標が記してある。故あって潜伏中のリソスのカルトから習得した呪文を駆使すれば、泥土と石を隆起させることができるだろう。これでどうにかなりそうかい?」

フックは微笑んだ。

*****

海底の岩山の周辺がシーサーペントの住処だった。水は温かく、浅瀬には魚の群れが豊富だった。モンスターは何年にもわたり、彼の腹をここで満たして来たのだ。

地響きとともに岩に亀裂が入った時、すべてが変わった。魚たちは逃げ惑い、安全な海域を求めて去ってしまった。巨大な石が海面へと隆起していた。

何かが起こり、彼は住まいを奪われたのである。シーサーペントは怒り、そして飢えていた。

*****

ランキンは必要な座標を書き留めていた。 「つまり、新型の大砲を私にかき集めさせたのは、君の前哨地で使うためかい? 鋳物師たちが言っていたよ。通常よく見かけるものよりも、口径が大きくて立派だとね。」

フックは彼のカトラスの刃を磨き上げながら言った。「私のプランダービーコンには適切かつ、印象的な武器が必要だ。見るものに訴える武器がね。」

「石ならばいくらでもくれてやれるが、ドックと大砲の台座の建設のためにはまだまだ多くの材木が必要じゃないのかい。いざとなればその辺の船を再利用するのは造作もないことだとは思うがね。」

フックは微笑んだ。「その心配をするとしよう。」

*****

水夫は船長の指示に従い帆を降ろした。ゴールデン・クラーケン号の乗組員たちは名誉を重んじ、価値ある品物を持ち去るだけだということを誰もが承知していた。無益な損害を船に与えるよりは降伏してしまった方が安全なのだ。

あたかも搭乗のために横付けになろうと近づいて来たゴールデン・クラーケン号であったが、そこに黒い旗がはためくのを発見した水夫の一人が剣を抜いた。海賊船と化した船は商船に体当たりを食らわせ、カトラスで武装したオークたちが飛び乗って来た。最も体躯のいいオークが操舵手を捕まえ、海へと放り投げた。そして残りのオークたちは虐殺を開始した。

*****

フックは磨き抜かれたカトラスの輝きに目を細めた。「一流品に囲まれた人生を享受し続けるためには、人を殺めねばならない。これに何の理屈がいるだろうか?」

ランキンは頷いた。「前ギルドマスターのメモだが、新たな記述が見付かった。失われたルーン発見についてな……。」

この記事は、米国公式のニュースをFacebookで日本語に翻訳して掲載している「広田 剣」のページを引用しています。

引用元のページは こちら からご確認いただけます。

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