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サクリファイス ? Sacrifice
2019.05.18 取得
出典: UO公式
https://uo.com/2019/05/17/sacrifice/

By EM Malachi

ディード島沖の警戒に当たる騎士たちは、海賊の帆船を発見し、わずかに遅れてそれが追っていた手漕ぎ舟を発見した。小さな舟が有利なスタートを切ったであろうことは明白だが、こう風が強くてはたった一人の漕ぎ手にできることは限られていた。

現場を取り仕切る指揮官は漂流する舟を救助すべく、要塞の大砲の焦点を海賊船に合わせるよう指示した。数個の砲弾がわきをかすめた後、海賊船は要塞で囲まれた島を避けようと方向を転換したが、最後に手漕ぎ舟に砲弾を一発お見舞いした。果たして側面に命中した砲弾は手漕ぎ舟を木っ端微塵にし、ただ一人の乗員は空中に投げ出された。

彼が生きて波間から這い出て来たのを見て、指揮官は驚愕した。泳ぎ疲れ、なおも立ち上がろうともがく彼は、背中にロングソードを縛り付けた若き海賊であった。彼は何やら石のようなものを固く、その胸に抱きしめていた。居並ぶ騎士らを目にすると、彼は手にしていたものを差し出し、そしてくずおれた。

*****

デンの王たるフックはあらゆる船舶を招集し、ザ・ギルドは命令を忠実に実行した。ガレオン船、二本マスト、一本マストの船に至るまで、すべての船がブリタニアの交易ルートを遮断すべく配置された。ユーとミノックの造船技術は炎によって無に帰した。ムーングロウに寄航した商船は白昼堂々沈められた。ブリタニー湾における海賊の船団と王室海軍の衝突により、すべての街は眠れない一夜を過ごした。

混乱の収束を図るため、武勇島を奪還すべく配備されていた艦隊もまた、バッカニアーズデンの封鎖作戦に合流するよう命令を受ける事態となったのである。

*****

年老いたガーゴイルは武勇のルーンの上にかぎ爪を這わせた。「このルーンには強烈な腐敗を、そしてそれが各地の神殿を繋ぐネットワークを通じて神殿そのものに広がっているのを見て取ることができる。ここにはまた、別の何かもある。私のビジョンを縁取る闇だ。ランキンが注入したこの力が何であれ、これは彼の死を持ってしても解除されるような呪文ではない。」

マライアは動揺を隠せなかった。「だからコデックスの導きが必要なのよ。必要なアーティファクトをガーゴイル族からお借りできないかしら? ルーンを元通りにしなくては!」

ナクサティラーは悲しげにため息をついた。「友よ、あなたは今、何をしなくてはならないかわかっているはずだ。ヒューマンの、そしてガーゴイルのヒーラーも、肉体は必ずしも元通りにならないことを知っている。それも大いなる計らいの一部だ。神殿を救うためにはあなたの友人の成し遂げたことであっても犠牲にしなくてはならない。」

「あなたにはそれがどんなに辛いことかわからないの? これはジュリアの最後の作品なの。彼女はこれに人生を捧げたのよ。そして私をかばって死んだ。そして彼女の魂は私にルーンを探すよう求めた。私には彼女を助ける義務があるの。」

ガーゴイルは痛みをこらえて羽を伸ばした。両翼には彼がエセリアルボイドの深淵を、あまりに深く覗き込んだ時に負った傷がまだ残っていた。彼はとても年老いて見えた。「私はどの親戚縁者たちよりも長く生きた。彼らの顔をもう一度見ることが叶うのなら、私は重ねてきた齢(よわい)のマントを喜んで差し出すだろう。だが、彼らが手にしようと戦った世界のために、彼らが決して見ることのなかった世界のために、今、成すべきことを私はやらねばならない。ガーゴイルがヒューマン、エルフ、ミーア、そしてその他の生きとし生ける者たちと手に手を取り合ってより良く歩む世界のために。彼らの犠牲を無駄にしないために。」

「彼女が何のために生きたにせよ、あなたもまた彼女が命を投げ打って救った女性に違いないのだから。」

この記事は、米国公式のニュースをFacebookで日本語に翻訳して掲載している「広田 剣」のページを引用しています。

引用元のページは こちら からご確認いただけます。

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